最後の更新から9ヶ月。毎日更新という目標を掲げながら、長いスリープモードに入っていた。 あの時、カートに入れたまま指が動かなかった「ハイスペックPC」。結局、私はその決済ボタンを押し、物理的な基盤を整えることから再始動した。
■ 理想と現実の葛藤(6月〜11月)
新調したPCを武器に、Premiere Proの習得に没頭する日々。オンライン講座を受講し、教本を読み漁る。しかし、学べば学ぶほど「これで仕事が取れるのか?」という不安がノイズとなって蓄積されていった。 インプット過多による、典型的な「動作不良」の状態。知識はあるとまではいえないが、実戦経験もない。時間だけが、無情なクロックを刻み続けていた。
■ 戦略の転換:低単価という名の「実戦テスト」(12月~1月)
「このままでは、ただの機材持ちの素人で終わる」 12月、私は戦略を切り替えた。高望みを捨て、たとえ激安案件であっても「仕事」として受ける。それを強制的なスキルアップのブースターにする。 並行して開業届を提出。組織の看板を脱ぎ捨て、個としての実力を試すフィールドへ、自らエントリーした。
■ AIの実戦投入(2月)
AI自体にはもっと以前に出会っていたが、2月、ようやくそれを実戦へと投入した。 クラウドワークスを再開するも、反応はゼロ。「実績(ポートフォリオ)」というスコアカードが白紙のままでは、勝負の土俵にすら立てない。 そこで私は、AIをフル活用して自らの実績を作り上げることにした。
- AIによる台本作成
- スマホでの自撮り素材
- それらをAIの力を借りて編集
試行錯誤の5時間。テクノロジーを使いこなし、プロセスを集約させたことで、ゼロから形あるアウトプットを生み出した。その瞬間、自分の中に確かな手応えが走った。「これなら、いける」と。
■ なぜ今、このログを再開したのか
5時間かけて作り上げたポートフォリオを手に、私は実戦へと踏み出した。そこで突きつけられたのは、「時給46円」、そして「時給約80円」という、組織の看板がない世界の冷徹な現実だった。
社会人として積み上げてきた経験が、このフィールドでは1円のブーストにもならない。そのあまりに非効率な現実を目の当たりにしたとき、自分の中に一つの衝動が走った。 「この異常な低効率から、いかにして最適化へ辿り着くか。その全プロセスを、できるかどうかはわからないが、白日の下に晒してみたい」
単なる日記ではない。個の実力がそのまま数字に表れるこの残酷なフィールドで、AIという武器を手に、どうスコアを削っていくか。その記録を開示すること。それが、私がこのブログを再起動させた真の理由だ。
準備は整った。私をこの決意へと駆り立てた「時給50円」という結果を、自分なりの視点で冷静に振り返ってみたい。


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